お菓子作りの下準備

レシピ

お菓子作りする人必読!作り始めて、困った…!なんてことが起こらないように、お菓子作りを成功させるための大切な下準備をお話しします。

この記事で分かること

お菓子作りに必要な準備、ホールケーキに使う生クリームの量、いちごの保存方法、おしゃれなお菓子のアイデアがあるSNS

こんな人におすすめ

お菓子作りが好きな人、お菓子作りが好きだけど慣れていない人、お菓子作りを作って失敗した経験がある人

お菓子作りには下準備が大切!

お菓子を作っているとこうすればよかったなあなんて後から気づくことってあったりするんですよね。私はよく作り始めてから後悔することがありました。実はお菓子作りを成功させるには、下準備がなにより大事なんです。

オーブンを予熱しておくような下準備、のことではなく、お菓子を作り始める前に用意しておきたいもののことです。今回お伝えするのは、お菓子作り失敗あるある。これを準備しておけばよかったー!と思ったことをまとめていきます。皆さんはぜひこんな思いをしないようにお菓子を作り始める前にチェックしてみてくださいね。

お菓子作りの材料は事前にチェック

予備の材料を用意しておく

しょしんしゃなねこ
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あれ?あの材料、買っておいたと思ったのに…!

お菓子作りに失敗はありきです。思っていたよりバターを溶かしすぎた!卵を間違えて割ってしまった!という経験は、どんなプロにもあるはず。ですので、お菓子作りになれている人こそ材料を予備も合わせて買っています。作っている間は大丈夫でも、思っているより焼きすぎて焦がしてしまったり、冷蔵庫に入れる時に落としてしまった…なんていう悲しい事故が起こる可能性もあるのです。自分だけのお菓子なら問題ありませんが、誰かにあげる予定のものだった、なんて時は悲惨ですよね。絶対はありませんので、材料は予備も合わせて多めに買っておきましょう。

他には、あると思っていた材料がない!なんてことも起こりえます。小麦粉や砂糖は料理でも良く使うものですから、あると思ったら意外となかったなんてことが起こるんですよね。

これは本当によくあります

足りないと気づいたときに作業を中断して買いに行けるお菓子ならいいのですが、スポンジケーキのような時間との勝負なお菓子だったときは…?残念ながら作り直すしかないです。ですので、材料が本当にそろっているのかあらかじめ確認するようにしてください。

クリームはレシピより多めに用意しておく

しょしんしゃなねこ
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クリームがぜんぜん足りない…!

経験談ですが、クリームは多めに用意しておくのがベストです。特にデコレーションケーキ。たまに、生クリーム200CCで事足りるよーってレシピもあるんですが、18㏄のホールケーキを綺麗にカバーできる生クリームの量は最低でも400㏄は必要だと感じています。

【サイズ別】デコレーションケーキに必要な生クリームの量
手作りデコレーションケーキに必要な生クリーム。初めて作るなら必要な生クリームの量の判断が難しいです。 ケーキ上部のデコレーションをどのくらい行うかによって必要な量も変わってきますが、一つの目安として参考にしてください。 ケーキの号数ごとのサ

また、慣れていない人は生クリームを塗る(ナッぺといいます)ときに、間違えて生地を削ってしまいぼろぼろにしてしまったり、泡立てすぎてぼそぼそにしてしまう事件が発生します。ですので、初心者さんは必ず生クリームを多めに用意するようにしてください。


冷蔵 中沢乳業 スーパーフレッシュクリーム43% 1000ml

材料が傷んでいないかチェックする

しょしんしゃなねこ
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いちごを飾ろうとしたら傷んじゃっていた…!!

果物や生クリームのような生ものは傷みやすい食材です。買って来たらすぐに冷蔵庫にしまうようにし、使う前には傷んでいないかを確認します。特に、お菓子で使うことが多いいちごは傷みやすい食材で収穫して時間が経つとうまみが消えていく果物ですので、買ってすぐのものを利用するのがおすすめです。いちごは重なっているものではなく一粒ずつのものがおすすめですが、小粒のいちごを使う時はパックの下にクッションが引いてあるような傷みに配慮されたものにするといいですよ。また、買ってきたいちごは重なっている部分に傷みが発生していることがあるので、いちごを買って来たらパックから取り出して中身を確認するようにしましょう。傷みが発生していたらそのいちごや周辺のいちごは取り外し、残りのいちごはへたを下にして重ならないように保存します。

作る前にレシピを読みこむ

レシピを読みながらイメージする

しょしんしゃなねこ
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次何するんだっけ…?ってもたもたしていたら泡がつぶれちゃった…!

うまい人は絶対にやっていること、それがレシピを読み込むことです。お菓子作りは手際の良さが命です。次何をするんだっけ?ともたもたしているうちに仕上がりが変わってしまいます。理想はレシピを読まなくても作れるまでレシピを覚えておくこと。ですが、単純に暗記しようとすると覚えるのは大変なので、このフレーズの時は何が必要になるのか、どういう動きになるのかをイメージしながら読みましょう。きちんと覚えているか判断するには、何個ボウルが必要になるか考えてみることです。パッと答えられないなら読み込み切れていないので、もう一度レシピを読んでみてください。

イメージしながらレシピを読めるようになれば上級者の仲間入りです

動きをイメージする

しょしんしゃなねこ
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混ぜ方多すぎてよく分からないよ…!

お菓子を作るときは混ぜ方が重要になります。料理ではオムライスぐらいしか泡立て方を気にすることはないと思いますが、お菓子作りでは同じ材料でも泡立て方を変えることで仕上がりを変えています。ですので、レシピにある、さっくり切るように混ぜる、すり混ぜる、といった工程をしっかり覚えておくことでミスを減らすことができます。動きがイメージできない人はあらかじめ料理動画を調べて動きの練習をしておくといいですよ。慣れてくると、この混ぜ方をしたときは、どのような生地の状態になればOKなのかというのが分かるようになってきます。

お菓子作りの完成図を用意しておく

参考になるお菓子の画像を用意しておく

しょしんしゃなねこ
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どういう風にデコレーションすればいいんだろう?

ケーキが完成したけど、どんなふうにデコレーションするのか考えていなかった…。思いつくままデコレーションしてみたものの、すかすかの隙間ができてしまったり、立体感がなくなってしまう…ということは、よく聞く話ですね。デコレーションにはコツがありますので、最初からすぐにうまく作ることは難しいのです。

また、実をいうとプロでも完成図は用意して作っています。特に創作お菓子を作るときは完成図は必須ともいえる存在で、自分で絵を書いたりして完成図をもとにデコレーションしていきます。ですので、ケーキを作る前に完成図を用意しておきましょう。もしもデコレーションの例が浮かんでこないという時は、画像検索して参考になるケーキを探しましょう。最初は誰かのデコレーションを真似して大丈夫です。そのうち、自分でもいいアイデアが浮かぶようになってきます。

おしゃれなアイデアを知りたいときはPinterest(ピンタレスト)というSNSを使うといいですよ

Pinterest
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お皿でデコレーションの練習をする

しょしんしゃなねこ
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実際にデコレーションしてみたらなんか違う…!

完成図通りにデコレーションしてみたけど、なんか違う…!なんてことも起こるからデコレーションは恐ろしいものです。しかも、生クリームの上に置いた場合は、やっぱやーめた、なんてことができず、しっかりクリームに置いたあとが残ってしまいます。それに、果物をこの角度で置きたかったけれど、いざおいてみると果物の重さで傾いてしまうことに気づくこともあります。このような失敗を防ぐために、一度お皿の上でデコレーションの練習をしてみましょう。最悪、クリームはなしで、果物だけでも大丈夫です。おいてみてうまくいかない時は、果物にナパージュをつけて固定を補助したり飴細工を利用したりして形を整えてみましょう。

お菓子を渡すシーンを決めてから作る

渡す状況をイメージする

しょしんしゃなねこ
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たくさん作っちゃって食べきれない…!

お菓子を作るときに大事なことは、作った後のことを考えることです。初心者ほど、この段階を忘れてしまい、作った後に大量に残されたお菓子を前に処理に困ってしまいます。お菓子を作るときに決めるのは、渡す人、渡す日時、渡す場所です。自分のためだけに作るときは食べきれる量を作りましょう。同居人に渡すときはさほど困りませんが、家から離れている相手に渡すときは、焼き菓子にするか生菓子にするかをまず考えましょう。生菓子はご存じのとおり消費期限が短いので、すぐに渡せない状況ならば焼き菓子に変更します。また、渡す場所が相手の家なのか、職場のようなフォーマルな場なのか、遊ぶときに渡すのかでも変わってきます。

一番大切なのはお菓子を渡すタイミング

しょしんしゃなねこ
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余計な手荷物が増えちゃった…!

渡すとき、とは?と思ってしまったかもしれませんが、渡すときがなぜ大事なのかといいますと、生菓子は時間とともに劣化するからです。パティスリーでケーキを買う時も、持ち歩き時間を聞かれますよね。それに、購入するときは家路につく前の人がほとんどではないでしょうか。ケーキは繊細なものなので持ち歩いているときに崩れてしまうかもしれないからです。また、冷蔵庫から出して30分もすればケーキは傷んでしまいます。自宅で生菓子を作ったときも同様で、生菓子は持ち運び時間を考慮しておかなければいけません。渡してすぐに食べれるような状況なら問題ありませんが、すぐに食べれない時に渡してしまうと、相手の手荷物を増やすことになりますし、ケーキが傷んでしまいます。このように、渡すときをあらかじめ想定しておかないとお菓子作りはうまくいきません。

他にも、お菓子は、できたてが一番おいしいものと、作って数日後がおいしいものとに分かれています。シュークリームは焼き立てが最高ですし、パウンドケーキは作って数日後が食べごろです。どんなお菓子を作るのかを考え、最適なタイミングで渡せるようにしましょう。

お菓子のラッピング用品を買っておく

高さとマチのある入れ物がお菓子には必要

しょしんしゃなねこ
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お菓子を入れる箱がない…!

お菓子は高さがあるものが多いです。一般的な入れ物だと高さが足りないことがほとんどなんですよね。おまけに、普通の入れ物は蓋ができなくて上がすかすかで困ってしまうことがあります。ですので、100均などでお菓子専用の入れ物を用意しておきましょう。また、ホールケーキの場合は専用の箱が必須になります。あらかじめホールケーキ用の箱を用意しておきましょう。

そして、入れ物と同じくらい大切なものが、持ち出し袋です。ホールケーキの取っ手を持ってケーキを持ち運ぶと揺れが大きく中身がぐちゃぐちゃになってしまいがちです。揺れないようにホールケーキの箱と同じくらいの袋を用意し、袋の取っ手に重心を置いて揺れないようにします(言葉では非常に説明が難しいです。わかりづらかったらすみません)。保冷剤を入れられるクーラーバックなら保存期間も増えますし最適ですね。

保存剤があるとなおよい

しょしんしゃなねこ
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昨日作ったばかりなのにもうクッキーがしけている…!

保冷材や脱酸素剤があると助かります。生菓子を持ち運ぶときに冷やしきれなくて溶かしてしまったり、渡す日が雨で焼き菓子がしけてしまったり…なんてことが起こりえます。あらかじめ、十分な保冷材や脱酸素剤があると助かります。ちなみに私は脱酸素剤ではなく真空パックで密閉してシーラーしています。脱酸素剤よりはるかにしけにくくなるのでおすすめですよ。

お菓子作りの下準備まとめ

材料がそろっているか、傷んでいないか確認する。
材料は予備分も買っておく。
レシピを読み込んでイメージしておく。
デコレーションは完成図を用意しておく。
渡すシーンを決めてから作る。
持ち運ぶ方法を考える。

お菓子を作ったことがない人には目から鱗な内容だったのではないでしょうか。ですが、あらためて思い返せば納得がいくことがほとんどでしたよね。お菓子を作ったときに困らないように、下準備をしっかりして作るようにしましょう。

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