パーマリンクとスラッグの違いってなんだろう?設定方法もよく分からないし、どう設定していいのか分からない!なんてことになっていませんか?私はよく分からず四天王記事を作ったくらい苦手意識がありました。このページでは記事のURL設定の方法について勉強したことをまとめます。
ドメイン、URL、パーマリンク、スラッグの違い。パーマリンクの設定の仕方。適切なURLとは?日本語URLにするとどうなるのか。
ドメインとURLの違い
パーマリンクのお話をする前にURLについて少し整理しておきましょう。URLはみなさんご存じ、WEBサイトへつながるリンクのことです。
URLには必ず入っているものがあって、それがプロトコルとドメインです。プロトコル・・・?なにそれ?ってなると思いますが、とりあえずプロトコルについては気にしなくても大丈夫です。
【例】https://www.umiglass.net/
上のリンクを例にするなら、緑色のところがプロトコル、青色がドメインになります。
ドメイン・ドメイン名とはネット上の住所を表すIPアドレスを分かりやすい言葉に置き換えたものです。まったく同じ住所が存在しないように全く同じドメインはありません。ドメインは無料で使えるものもありますが、多くのドメインは有料です。
ドメインは英語が一般的ですが、中には日本語のドメインもあります(現在はほとんどありません)。
パーマリンクとスラッグの違い
ではなぜURLのお話をしたかと言いますと、パーマリンクは記事のURLのことだからです。パーマリング設定とは、パーマリンク(記事のURL)のスラッグ(パーマリンクの末尾の部分)をどう決めるのか設定するものです。つまり、パーマリンクの中にスラッグがあるということですね。
【例】https://ooo.net/what-pl-slug
赤字になっているところがスラッグです。
パーマリンクを最初に設定するべき理由
よくパーマリンクは最初に設定してから変更するなと言われますが、それは途中で変えると古い記事のリンクが壊れてしまうからです。せっかくインデックスされた記事がリンク切れになってしまうとSEOにも悪い評価を与えます。もちろん、それまでのSEO効果はなくなります。301リダイレクト処理すると、SEOの評価を残したまま転送することができますが、専門知識が必要になります。
大変なのでパーマリンクは最初に設定しておきましょう。
おすすめのパーマリンク設定
私のパーマリンク設定は投稿名にしています。個人的には投稿名が一番おすすめです。
基本設定のままだと、スラッグは数字の羅列になります。
【例】 https://ooo.net/p=123
この数字はIDをさしていて、IDは記事やカテゴリーごとに付与されています。連番になっているわけではないので、のちのち、記事の整理をしよう、サイトマップを作ろう、なんて思っているときにばらばらになっていて苦労します。
投稿名にすることの他のメリットはURLにキーワードを含めることができる点です。
キーワードを含めると、クロールも判断しやすいですしユーザーもどんな記事なのかイメージしやすくなります。キーワードを含めることに直接的なSEO効果はないとされていますが、結果的にユーザーが踏みやすくなるのであればSEO効果はあると言えます。
それから、投稿名には、投稿名と日付・月日などのパーマリンクも選べるようになっていますが、スラッグは末尾のみになるので日付+投稿名などにした場合、日付部分は変えることができません。
【例】https://ooo.net/2021/02/11/what-pl-slug
もし記事を後日追記した場合などにURLの内容に違和感を与えてしまいます。それに日付を含むと、どうしてもURLが長くなってしまいます。
URLは覚えやすいことが重要ですから、日記などでない限り日付は記事の内容に関係しないので日付などを含ませる必要はないと思います。
また、投稿名にはカテゴリーこみにする設定もあります。しかし、カテゴリーを変更することになった場合もリンクはくずれてしまいます。長期的な視点で見ないといけないパーマリンク設定においては、シンプルで分かりやすい投稿名にしておくのがおすすめです。
できるだけ短いほうがやはり覚えやすいですよね
パーマリンクを変えるとどう変わる?
パーマリンクやスラッグを変えると、実際どうなるでしょうか?ここでは投稿名にした場合の様子を確認しましょう。
パーマリンクは、設定の中から、スラッグは記事を下書きで保存したあと、公開ボタン横にある歯車を押して現れる投稿の欄から設定できるようになります。
スラッグをいじるにはまず下書き保存するか公開する必要があります。記事の下書きの段階ではスラッグにはIDの数字が振られていますので一見パーマリンク設定が反映されていないように見えますが、公開するときちんと投稿名のスラッグになるのが分かります。
このままだと日本語のURLになってしまいますので、英語のURLにします。
右下のURLスラッグを英語にします。
URLの部分がちゃんと英語に変わりました。
記事のパーマリンクは日本語にして大丈夫なのか
冒頭で少しお話しましたが、日本語でドメインを使うサイトは一時期たくさんありましたが、現在はほとんど見かけません。
日本語でドメインを作ってしまうと、日本語ドメインに対応していないサイトにシェアしたときピュニコードという分かりにくい文字列に変換されてしまいます。同じように、日本語URLも、普通に閲覧している分には問題ないのですがシェアするとなるとURLが違うパラメーターに変換されてしまいます。ユーザーに分かりやすいを重視しているのにこうなってはよくありませんね。
それでも日本語でドメインを組むというのはメリットはありまして、転送処理をすることでURLに日本語で打ち込んでもサイトに飛ぶことができます。例えば、総務省のURLはhttps://www.soumu.go.jp/ですが、http://総務省.jp/でも飛ぶことができます。
個人的にも、URLを打ち込むときは半角キーを使うので日本語に変換する必要があるのはちょっとめんどくさいなと思います。
また、今はほとんどのサイトドメインは英語を利用していますので、日本語にすると違和感を感じる人もいるかもしれません。
まとめ
パーマリンクは記事のURLのこと
スラッグはパーマリンクの末尾の/以下のこと
スラッグもURLも日本語にできるが、おすすめは英語
ユーザーが覚えやすいように短くしたり内容に関連するパーマリンクにする。
混同されがちなのですが、パーマリンクとタイトルは違います。パーマリンクにはキーワードを含めてもSEO効果が明確にあるわけではないですが、タイトルにはSEO効果があります。パーマリンクは定義上、2000文字以内であれば長すぎることにはなりませんが、タイトルはそうではありません。こちらに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。